栄養食品の開発・販売

東京粉末では、昨年よりプロテインを主体とした栄養食品の開発をしておりまして、この春〜夏頃の発売を予定しております。いきなり食品!?と思われるかもしれませんが、これには私たちなりの失敗から学んできた理由と想いがあるのです。

タンパク質の重要さ

「爪が割れやすいんですよ」「僕、筋肉が付きにくいタイプなので…」「指皮が裂けると治るまで時間かかるんですよね」「ムーブはできるようになるけど、強くなっている実感がない…」
こんな会話を聞いたことがあったり、ご自身の経験で思い当たる節があると思います。多くの場合、これらはタンパク質が不足している兆候です。

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多様性を認めることの難しさ

ハカセです。

世界的に安心できる見通しが一切無いまま、国は非常事態宣言を解除し、第2波に怯えながら経済が再稼働し始めました。先行き不透明な中、日本の全ての経営者は、手探りで前に進もうと足掻いています。

以前ラジオでも触れましたが、コロナ渦中、ずっと多様性について考えています。
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パラクライミング世界選手権への支援について

ソーシャルメディア、Podcastや多方面の方と直接話をして参りましたが、いくら批判したところで状況が変わるわけではありません。

5月上旬にも、世界選手権の出場意思確認および決定されてしまうそうです。
もはや猶予がないことを理解し、資金面での直接的なサポートをすることにいたしました。

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リユースは情緒とともに。

東京粉末創業以来のプロジェクトだったボトルのリユースですが、今年度より全国の取扱店様のご協力を経て、新しく始動することになりました。近日中に、全国の様々な協力店にて、ボトルの回収が始まります。
個人向けのREUSEプランもノベルティの種類を増やして継続しています。
*回収店舗リストは4月下旬にはアップする予定です

ボトル回収店舗はこちらから

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100%再生エネルギーの実現に向けて

再生エネルギー100%は、東京粉末のはじめの一歩、のはずでした。

せめて会社の運営にかかわる電力だけでも自然エネルギーで賄いたい、と思っても問題は山積みです。設備投資や設備の生産時に排出される炭素や資源、廃棄時のリサイクル制限、実現の方法、私たちの事業活動に最も適していて、且つコストを抑えられるもの。アイデアをひねり出す時間さえも惜しい日々が過ぎていきます。

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チョークの環境負荷とサプライヤー

少し前ですが、米Climbing誌webに掲載されたチョークの環境に与える影響についてのアーティクルです。後半でマグネサイトから採掘されて造られる炭酸マグネシウムの詳細、そしてそれを商品として販売するメーカーについて話していて色々な意味で興味深い。中国でのマグネサイト採掘工場の汚染対策が行われたのは2017年、なんと去年。

CLIMBING.COM
The Hidden Environmental Cost of Climbing Chalk

(Google翻訳でもそれなりに読めます)

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室岡照吾と部活道。

かれこれ10年前ほどになるだろうか。私はそれなりに上手に登れると思っていた。無我夢中で難しい課題へのトライを毎日毎日続けていた。ある日難しい課題の前で、持てない、弱い、と嘆く私に「弱いんじゃない、下手だから持てないんだ」。「ちゃんと、良い登りをしろよ」。と言ったのが室岡照吾氏であり、その日から私の長い試行錯誤の日々が始まることになった。

思い返すと、「腕は伸ばすんじゃない、曲げるんだ。曲げることで体がより安定する。足がより動く、自由度が増える。力が出る。」そう言いながら、具体的な例をあげて説明する室岡氏の姿が、今でも鮮明に思い出される。

多くの疑問を追求する日々が始まった。良い登りとは何か。上手いとは何か。強いとは何か。力をロスしない、効率的で高出力な登りとは。試行錯誤の最初の1年間は、むしろ下手になった。しかし今までの体に染み付いた登り方を変える試みは、ストレスよりも変化を感じる楽しさしか覚えていないのは不思議だ。

私にとってのトリガーポイントは足の出力の方向だった。あれは、全てが繋がり、疑問が解消された瞬間だった。良い登りとは何か。強いとは何か。自分の動きが劇的に変わり、成果が出始める。そして、疑問の解消は、新たな疑問を呼び、私は今までこの終わりのない疑問の渦に身を浸し続けている。

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