パラクライミング世界選手権への支援について

ソーシャルメディア、Podcastや多方面の方と直接話をして参りましたが、いくら批判したところで状況が変わるわけではありません。

5月上旬にも、世界選手権の出場意思確認および決定されてしまうそうです。
もはや猶予がないことを理解し、資金面での直接的なサポートをすることにいたしました。

サポートについての協議中、パラクライミング協会よりfacebookページに支援要請のポストがありました。(ページ下部に転載します)
今回は大会開催場所・日程変更も急遽であり、その事情も複雑なようで、色々なアイデアはあるでしょうけど、こうして資金サポートが必要になったことは理解できます。

それでも本来であれば、大会への渡航費を寄付で賄うというのは健全とは言えないと思います。ですが、今回はまったく事情が異なります。
私はパラクライミングとも協会とも縁があるわけではありませんが、とにかく、もはや支援に頼る以外にどうしようもない状況だと思うのです。そこに理屈を挟む余地はないのではないかと。

新しいことに挑戦するチャンスを得た数少ない代表選手が、挑戦する機会を(他人の都合によって)逃すことなど、自分であれば耐えられません。クライマーなら自分の挑戦することそのものを奪われた気持ちは容易に理解できると思います。支援する理由はそれだけで充分すぎるほどです。

いま助けわなきゃいつ助け合うのでしょうか。このクライミングという素晴らしい文化にコミットする業界の、いち企業として(2015年からのブームへの恩返しとしても)いまこそ、支援するべき時なのではないでしょうか。

ほんの少しでも、それが集まれば大きな希望になります。どうか、一人でも多くの支援者が集まることを祈って。

(山本)

以下、パラクライミング協会facebookより転載

【拡散希望 ご支援募集のお願い】
パラクライミング世界選手権について、日程などが明らかになりました。
開催地 フランス ブリアンソン
日程 7月16日・17日
https://www.ifsc-climbing.org/index.php/component/ifsc/…
すでにご存知の方も多いかと思いますが、今一度簡単状況を整理いたしますと
2019年4月1日にパラクライミング世界選手権が従来予定されていた8月日本八王子での開催から7月フランスでの開催に変更するとの告知が日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA・ジムスカ)より出されました。
パラクライミングの日本代表に選ばれている選手達は皆、専業のアスリートではなく、社会人としての生活を営みつつ自らを鍛え、世界選手権への挑戦を目指しています。急な変更であったため、パラクライミング日本代表に選考された選手の中には渡航の準備、スケジュール調整、資金調達が間に合わないといった事情からやむを得ず出場を辞退する選手もおります。
協会としてもスタッフの派遣・選手の出場支援など活動資金の確保が非常に困難な状況のため寄付の募集をさせていただきたく思っております。
ご支援いただける個人様・企業様につきましてはお手数おかけいたしますが、下記メールアドレスまでご連絡いただけますようお願いいたします。
追ってメール返信にてご連絡いたします。
連絡先 info@jpca-climbing.org
日本パラクライミング協会 副代表 小林幸一郎からのメッセージ
「今回突然発表された世界選手権開催一か月前倒しと、開催地が東京からフランスへと変更になった事実。
アスリートとして調整期間が短くなるだけでなく、予定を調整していた仕事はどうしたらいいのだろう。
予定の調整が出来たとしても再びナビゲーターと2名分の全額自費での渡航費をどう工面したらいいのか、
このような状況下どうやってモチベーションを維持し、大会に向けたトレーニングに集中したらいいのか、全ての日本代表選手が困惑しています。
選手が少しでも大会に集中できるよう、資金面でのご支援をぜひにお願いいたします。」

https://www.facebook.com/日本パラクライミング協会-Japan-Para-Climbing-Association-JPCA-538220126563503/