BOOST BOTTLE 販売開始

BOOST発売から2年半。あっという間に、チョーク下地というジャンルが当たり前になった気がします。使い方も千差万別です。BOOSTの過乾燥を恐れ真空パックで使用期限1週間としていましたが、逆に乾燥させて使う人や、パック内にREACTをスプレーして使う人、水と混ぜてペーストにして使う人など、思いも寄らないフィードバックが多数届いていて、クライマーのフリクションへの探究心に日々驚かされています。

BOOST BOTTLE : Net 50g
希望小売価格 2,800円(税抜)
リユース促進キャンペーン割引実施中

ドッバドバ使いたい

BOOSTをよく使っているクライマーからの1番の要望はもったいぶらずに使いたい、ということでした。BOOSTはコストが高く、ついつい少量で使ってしまいます。わかります。

使い捨てのパックが好かないというご意見も頂きました。ちょうどボトル回収を始めたこともあり、思い切ってボトル化して大容量にしてみました。真空および充填の簡略化などで、ネックだったコストも抑えられました。今ならボトル割引も適用されてお買い得な価格です。

唯一の懸念は、何度も空気に触れることによってBOOSTの質感が変わってしまう可能性があることです。ただし、前述したとおり、BOOSTを使うクライマーはそれぞれ自分に適した感触を知っている場合が多く(むしろノーマルで使っている人は少ないかも?)、乾燥してしまった場合や湿気が多くてもそこまで問題にはならないのかもしれません。

同じコンディションを求めて真空パックを使うか、大容量のボトル版を自分好みの乾燥・湿度で使うか。クライマーの多様な使い方を見ていると、こういう選択肢もあっていいのではないかと思います。

購入と返却

BOOST BOTTLEは本日より発売開始です。在庫等につきましては、お近くのお取扱店様にお問い合わせください。
また、ボトル版になったことで、空になったボトルは回収店様へご返却いただけます。返却されたボトルはリユースボトル製品として再び販売されます。
REUSE THE BOTTLE プログラム

使い方いろいろ

最後に、今まで寄せられているBOOSTの使い方で特徴的なものを挙げてみます。参考にしていただければ。

1.乾燥させて砕き、チョークバッグに入れる

これは被験者筆頭の若宮君が動画でもレポートしてくれた使い方。極度のヌメり手(最近は実験用にカフェイン摂取しまくってヌメり手加速中とのこと)である彼には、乾燥してカピカピになったBOOSTが良いようです。購入したBOOSTパックを全て開封し、放置しておくと乾燥してカピカピになります。それを砕いて細かくして、チョークバッグに入れてしまう、という豪快な使い方。

2.REACTを吹きかけてヌルヌルにして使う

1番多いレポートとしては、REACTを直接BOOSTパックの中にスプレーして混ぜ合わせ、ペースト状にして使うと良いようです。印象としては乾燥手の方に多いと思われますが、ヌメり手の人でもこの方法が良いと言われる方もいます。ペースト状にすることで塗りやすく、気軽にフリクションアップできると評判です。

3.水を混ぜてチューブに充填

ツワモノがいました。岩場で見慣れない小さいチューブを使っていて、聞けばBOOSTに水を混ぜて注射器でチューブに充填しているとのこと。ここまでくると脱帽です。実際にBOOSTと水(できれば精製水)の相性はとても良く、混ぜてペースト状にして(水の量を入れすぎるとダメ)アルミ缶に入れて実際に僕も使っていたことがありました。フリクション的にはこれが1番良く感じましたが、乾燥しやすく、使用頻度が少ないとすぐにダメになってしまいます。(水で復活する)