100%再生エネルギーの実現に向けて

再生エネルギー100%は、東京粉末のはじめの一歩、のはずでした。

せめて会社の運営にかかわる電力だけでも自然エネルギーで賄いたい、と思っても問題は山積みです。設備投資や設備の生産時に排出される炭素や資源、廃棄時のリサイクル制限、実現の方法、私たちの事業活動に最も適していて、且つコストを抑えられるもの。アイデアをひねり出す時間さえも惜しい日々が過ぎていきます。

2月より、私たちは、東日本大震災をきっかけに設立された自然電力という電力事業者から電力の供給を受けることにいたしました。自然電力は、100%再生可能エネルギーの供給を実現している数少ない電力会社です。
といっても、全ての電力が自然エネルギーなわけではありません。全供給量の50%は太陽光・風力・小水力の自然エネルギーですが、足りない部分は一般の電気事業者から供給されています。その分を非化石証書を購入することでオフセットし、実質的に100%再生可能エネルギーを実現しています。

自社発電ではありませんが、私たちはこれを一つのポジティブな選択と捉えています。こうした電力事業者を利用・応援しながら、自社発電と合わせて真の持続可能な事業形態を探って参ります。

社会も私たちの事業も、この4,5年間で大きく状況は変わってきています。最適な製品をちゃんと扱うことで、心配も取り除けるようになってきました。考える時期から行動する時期に移ってきました。東京粉末は、再生エネルギー100%、100%持続可能な事業だと胸を張れるように。

自然電力のでんき