粉末TV:Tokyo Powder vs Powerslide

大変興味深い実験データが送られてきました。
東京粉末のクライミングチョークによって、ゴムの摩擦力を増大することができるのか、どうか。

クライミングチョークの本質は、「汗を止める」のではなく、「滑らなくすること」です。
元々は手にかく汗や水分を、炭酸マグネシウムで取り込む、という目的で作られたものがクライミングチョークです。
そして、昨今の私たちの研究によれば、水分を取り込む、もしくは手汗を除去する目的だけではなく、摩擦力を増加させることがわかっています。

摩擦力には水分量との密接な関係があることがわかり、手汗はもちろん、空気中や対象となる物質の含む水分量に着目して製品開発を行ってきました。本来、私たちの製品は有機物があってこそ効果を最大限発揮します。
しかし、もしかしたら、ホールド同様に、ゴムや無機物同士の摩擦性能も変わるのではないか。そんな疑問にうなされて、眠れない夜を幾度も過ごしておりました。

そんな中、都内某所にて実験を重ねていた紳士というにふさわしいお二人から、大変興味深い報告が届きました。

果たしてクライミングチョークでゴムの摩擦力は増大するのかどうか。

 

しかし、なぜ、最後に「ありがとう」という言葉で終わるのか。

また新たな疑問に、眠れない夜を過ごすことになりそうです。

 

Tokyo Powder vs Powerslide. Powdered by ROLL FILM and eye candy from 粉末 TV on Vimeo.