セットのコラム。#1 掘り下げること

山本です。ルートセッティングの話です。

初めてホールドを商業ジムの壁に付けてから、12,3年でしょうか。幸運にめぐまれて実に多様な経験をさせてもらってきました。いつからかルートセッティングの講習会をさせてもらうようになりまして、その中で自分の知識を見直すべく、色々と細かいポイントについて文章にまとめていました。


クライミングやルートセッティングの技術、ディスカッションに使う言葉や共通認識、課題の質や効果など、ルートセッティングの評価は数字ではできませんので、証拠もないし、理論的でもないかもしれません。それでも、私の経験や知識を、諸先輩方から学んできた私の考え方を通して少しでも多くの方に伝えられ、セッターの皆様の成長のきっかけにでもなれたらと思い、このブログで過去の色々な記事を公開していこうと思った次第です。

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リサイクルPETパッケージ導入のお知らせ

ボトル回収プログラムを開始してから1ヶ月が経過しました。まだまだリユース製品を発売できるほど回収できておりませんが、実にたくさんの販売店様からご支持を頂き、長い目で見つつ、回収サイクルが作れる見込みです。

さて、今年8月頃より、パック製品に関しても全てリサイクルPETを使用した再生パッケージに順次切り替えていくことを決定しました。世界最高レベルのリサイクル率を誇るメカニカルリサイクルPETフィルムを用いたスタンドパウチを採用し、現在、最高の技術を持つサプライヤーと素材選定の最終チェックを行っております。
7月中に加速試験を通過し、8月中旬から9月上旬の出荷開始予定です。

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パラクライミング世界選手権への支援について

ソーシャルメディア、Podcastや多方面の方と直接話をして参りましたが、いくら批判したところで状況が変わるわけではありません。

5月上旬にも、世界選手権の出場意思確認および決定されてしまうそうです。
もはや猶予がないことを理解し、資金面での直接的なサポートをすることにいたしました。

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リユースは情緒とともに。

東京粉末創業以来のプロジェクトだったボトルのリユースですが、今年度より全国の取扱店様のご協力を経て、新しく始動することになりました。近日中に、全国の様々な協力店にて、ボトルの回収が始まります。
個人向けのREUSEプランもノベルティの種類を増やして継続しています。
*回収店舗リストは4月下旬にはアップする予定です

ボトル回収店舗はこちらから

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100%再生エネルギーの実現に向けて

再生エネルギー100%は、東京粉末のはじめの一歩、のはずでした。

せめて会社の運営にかかわる電力だけでも自然エネルギーで賄いたい、と思っても問題は山積みです。設備投資や設備の生産時に排出される炭素や資源、廃棄時のリサイクル制限、実現の方法、私たちの事業活動に最も適していて、且つコストを抑えられるもの。アイデアをひねり出す時間さえも惜しい日々が過ぎていきます。

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チョークの環境負荷とサプライヤー

少し前ですが、米Climbing誌webに掲載されたチョークの環境に与える影響についてのアーティクルです。後半でマグネサイトから採掘されて造られる炭酸マグネシウムの詳細、そしてそれを商品として販売するメーカーについて話していて色々な意味で興味深い。中国でのマグネサイト採掘工場の汚染対策が行われたのは2017年、なんと去年。

CLIMBING.COM
The Hidden Environmental Cost of Climbing Chalk

(Google翻訳でもそれなりに読めます)

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室岡照吾と部活道。

かれこれ10年前ほどになるだろうか。私はそれなりに上手に登れると思っていた。無我夢中で難しい課題へのトライを毎日毎日続けていた。ある日難しい課題の前で、持てない、弱い、と嘆く私に「弱いんじゃない、下手だから持てないんだ」。「ちゃんと、良い登りをしろよ」。と言ったのが室岡照吾氏であり、その日から私の長い試行錯誤の日々が始まることになった。

思い返すと、「腕は伸ばすんじゃない、曲げるんだ。曲げることで体がより安定する。足がより動く、自由度が増える。力が出る。」そう言いながら、具体的な例をあげて説明する室岡氏の姿が、今でも鮮明に思い出される。

多くの疑問を追求する日々が始まった。良い登りとは何か。上手いとは何か。強いとは何か。力をロスしない、効率的で高出力な登りとは。試行錯誤の最初の1年間は、むしろ下手になった。しかし今までの体に染み付いた登り方を変える試みは、ストレスよりも変化を感じる楽しさしか覚えていないのは不思議だ。

私にとってのトリガーポイントは足の出力の方向だった。あれは、全てが繋がり、疑問が解消された瞬間だった。良い登りとは何か。強いとは何か。自分の動きが劇的に変わり、成果が出始める。そして、疑問の解消は、新たな疑問を呼び、私は今までこの終わりのない疑問の渦に身を浸し続けている。

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